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2004年 07月 17日
和モノ
「ぽにーてーる観察記」さんからトラックバック スパイダーマンの替え歌で眼鏡っ子の歌が掲載されているので思わずトラックバック。 眼鏡っ子萌えにとってはたまらない歌ですね。 そんなわけでまた眼鏡っ子について。 エルフの「同級生2」について昨日の記事でチラっと触れたんですが、「同級生」シリーズは1と2がありまして、ファンの間では1よりも2が高く評価されています。 この「同級生2」、美少女ゲームの古典的名作とも呼べるもので、しっかりとしたキャラクター造形と、パズル的要素の強い優れたゲーム性によって、まさに傑作と呼ぶにふさわしい作品でありました。 当然、自分も夢中になって寝る間も惜しんでハマっていたクチです。 が、それでも自分は「同級生」の1のほうが萌え度の高さで2を上回っています。 ネットでの評価は2に集中していて1はやや無視されている、あるいは正当な評価を受けていないように見受けられるため、自分としては1をもっとプッシュしていきたい気持ちなのでありますが、それでも「同級生2」にはある1点において1を上回っているのです。 それはすなわち、眼鏡っ子の存在でした。 「同級生1」には残念ながら眼鏡っ子キャラは登場しません。 しかし「同級生2」には非常に優れた眼鏡っ子キャラが登場するのです。 その1点に置いては「同級生2」は、1を上回っています。 「同級生2」に登場する、高性能萌え眼鏡っ子。 それは主人公の幼馴染でお隣りさん、「水野友美」であります。 勉強が得意でおとなしい性格、ロングヘアーに白いヘアバンド。 そして極めつけは黒縁のちょっと野暮ったいメガネ。 今の萌えの多様化に伴い眼鏡っ子においてもそのキャラクターは細分化の一方を辿っておりますが、この「同級生2」発売当時においては、この「委員長」タイプの眼鏡っ子は、悪く言えばステロタイプ、よく言えば王道、基本中の基本ということが出来ます。 この王道的眼鏡っ子キャラにより、「同級生2」は非常に優れたシナリオを展開いたしました。 それはまさに王道的眼鏡っ子キャラでなくてはありえないシナリオであり、眼鏡っ子萌えの俺としては非常に高く評価しているものであります。 そのシナリオは、「同級生2」の他の美少女キャラに見られるストレートな恋愛ものとは1線を画す、非常に捻ったものであり、一見なんの展開も無いままのように見えて、退屈に思え、ヘタをすればクリアー途中でユーザーが投げ出してしまうかもしれません。 が、根気よく、眼鏡っ子「水野友美」追いかけつづけていけば、やがて感動間違いなしの(は、言い過ぎかもしれませんが)フィナーレを迎えるものであります。 幼馴染として、学級委員として、主人公の少年になにかと世話を焼く眼鏡っ子、水野友美。 しかし、ある時期から急に様子がおかしくなる。 なにかにおびえているかのように見え、主人公に会うことを避けているようにさえ見える。 主人公に会っても、なんだかしどろもどろの答えをするばかりで、やがて逃げるように去っていく。 なにか悩みを抱えているように見えるが、一向に打ち明けてくれない。 ゲーム中、ずっとそんな調子で水野友美との仲はさっぱり進展しない。 眼鏡っ子萌えの属性のない人はいいかげん、この辺で水野友美を追いかけるのをあきらめ、さっさと他の女の子に乗り換えてしまうことだろう。 実際、水野友美を追いかけるのは退屈極まりない。 なんの進展もなく、面白くも何ともないのだ。 しかし眼鏡っ子萌えの俺は、根気良く、もはや根性で水野友美を追いつづける。 そうしているうちにやがて水野友美は、卑劣な男子生徒、デブの盗撮マニアの「ヨシキ」に恥ずかしい写真を撮られ脅迫されていたという事実につきあたる。 友美は盗撮デブのヨシキに、自分の言うことを聞かないと、この写真をバラまくと脅されていたのだ。 主人公はヨシキをボコボコにぶん殴り、友美を撮影した写真とネガを没収する。 友美にあってもう心配することはない、と告げる主人公。 しかし、そう聞かされた友美はなぜか、猛烈に怒りはじめる。 「ヨシキくんとふたりでわたしのことからかってたのね!」 なにがなんだかわからない主人公。 そして友美は主人公と一切口もきかなくなってしまう。 助けてやったのに、なぜか主人公に対して怒る友美に主人公はなんだかうんざりしてくる。 二人の間に冷たい風が流れる。 しばらくそんな時間が過ぎた後、友美は自分を盗撮したヨシキを呼び出し、強く問い詰める。 いままで自分を脅し、言うなりになっていた相手に対し、今度は毅然とした態度で挑む。 あの写真を撮影したのは主人公で、それをヨシキに売ったという話は本当か? ヨシキは友美の迫力に気おされて嘘をついていたことを白状する。 あれは自分が主人公の家に無理矢理押しかけ、主人公の部屋の窓からこっそり撮影したもので主人公の少年はなにも関わっていないと。 誤解していたことを知った友美は主人公に謝罪する。 自分は主人公が恥ずかしい写真を撮ったことに関わっていたと誤解していた。 しかし、友美は主人公のことが好きで、そんなひどいことをされても怒る気になれなかったと・・・・・・・。 それならば自分が主人公の言うなりになってもかまわないとさえ思っていたが、ヨシキから写真とネガを取り返したから心配するな、と言われたとき、散々自分をからかったうえで用なしになったから捨てようとしたのだと思った、と。 誤解がとけたあとで友美はヨシキに撮られた恥ずかしい写真を主人公に渡す。 すっかりふっきれた友美にとっては、好きな男に恥ずかしい写真を見られることなど、かまわない気持ちになっていた。 その写真、大事に取っておいてね、と言って友美は笑う。 このシナリオが優れているのは、脅されて言うなりになってしまう、気の弱い眼鏡っ子が強く成長する様子を書いていることだ。 はじめはびくびくとしていた眼鏡っ子が、ラストでは強くなり、自分を脅す盗撮魔に対決を挑み、勝つ。 そして誤解していた主人公に素直に謝り、すっかり気持ちをふっきった後で、あんなに人に見られることを怖れていた自分の恥ずかしい写真を主人公に託すほどに、気持ちを整理してしまった。 そんな写真を見られることぐらいたいしたことじゃない、と思うようになるまで成長したのだ。 言ってみればいじめられっ子が強くなるまでの物語。 しかし、それが眼鏡っ子であるというだけで、とても清清しい気持ちになってしまう。 このシナリオはおそらくエルフからの、当時の眼鏡っ子のイメージに対する回答だったのだ。 ただおとなしいだけの少女、というイメージで捕らえられていた眼鏡っ子を 「それだけでいいのか?」 と疑問符を投げかけたシナリオである。 おとなしく、いじめられてもやられる一方の眼鏡っ子が強くなるまでの過程を書くことにより、「ただ真面目でおとなしいだけの眼鏡っ子」を解放したのだ。 そういう意味で、この水野友美のシナリオを「眼鏡っ子」と真面目に向き合った、優れたシナリオであると俺は思うのだ。 まあ、いまとなっては眼鏡っ子が「おとなしくて真面目」というだけのイメージで固められているわけではないのは、わかる。 多種多様、様々な個性を持った眼鏡っ子で溢れている。 しかし昔は、確かに眼鏡っ子は、ある1つのイメージで固められていた。 そんな眼鏡っ子の呪縛を、水野友美は解き放ったのだ。 そんなわけで「同級生2」の水野友美は、俺にとって非常に思いで深い「眼鏡っ子」キャラなのである。
by pulog
| 2004-07-17 21:29
| マンガ・アニメ
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