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2004年 07月 16日
【やってみよう!】あなたはどう進化するか判定!
「しげログ」さん発でひそかにエキサイトブログ界隈で盛り上がっているアフターマン占い。 俺は「しげログ」さんと同じ「樹上居住者」でした。 しかし人間、このまま滅亡しないで進化しつづけたとしたら、今とは似ても似つかぬ姿になっちゃうんだろうな。 感覚的な部分も進化して超能力なんかも使えるようになるんじゃないか? それこそニュータイプのようにね・・・・・・・。 アムロ的ニュータイプに進化するのは、なんだかかっこいいことですが、どうもアフターマン占いのごとくに、人間は凄い変な格好に進化しちゃうんじゃないだろうか?って気がします。 そんなわけで、ヤバい進化を遂げた人間を描いて、マニアの間で話題になった電波的怪作「ブラックブレイン」を紹介します。 作者はサガノヘルマーという人間の名前か?と疑ってしまうようなキッカイなペンネーム。 90年代中期、いまから10年前(もう10年もたつのか!!!)にヤンマガに連載されていた。 40世紀の未来、人間はいまとは似ても似つかない土偶みたいなサルみたいな変な姿に進化し、しかも今の人間には無い、能力を持っていた。 40世紀の人類で「時空監査局」の職員アガサ森田は、タイムスリップで自由に過去へと行き来出来る。 アガサは人類が正常な進化を遂げるために、20世紀末の東京へやってくる。 バカでスケベな男子高校生「宮前カオル」の脳に「受波脳(ジュパノー)」なるものを埋め込み、人類の正常な進化を妨害するものと戦うエージェントに仕立て上げる。 「受波脳(ジュパノー)」を脳に埋められたカオルは自分のイメージ体(なんつーか、一つ目のモビルアーマー・エルメスみたい)を相手の脳に送り込み、その脳に攻撃を加え、感覚を自由に操る能力を手に入れる。 かくして、邪悪な進化を試みる敵と、ブラックブレイン(黒い脳)、受波脳を使うカオルとの想像を絶するバトルが展開される! このマンガ、絵もストーリーもどっか毒電波を受けてしまったかのように、まるでドラッグでバッドトリップしてしまったかのようである。 絵はなんだか中学生並みにヘタだし、ストーリーも狂っている。 そして受波脳をはじめとする妙な言語感覚。 ぐにょぐにょと歪んでいく体、イメージを操作して体が奇怪に変質していく様は、なんというか「電波で狂った寄生獣」とでもいったらいいのだろうか? なんだかヤバいニオイがプンプンしてくる漫画でした。 「俺ってなんかヤバいもん読んでんじゃねえの?」 って気持ちにかられてくるくらい、異常に歪んだ漫画でした。 しかし基本的なストーリー構造はオーソドックスな少年マンガ的バトルもの。 ただ描いてる作者がどっかアタマがオカシかった、って感じです。 そして、そんな頭のオカシな感じがこの漫画の最大の魅力でありました。 伊藤潤二のレビューでも書いたのですが、伊藤潤二同様、この作者のサガノヘルマーは常人では考えつかないぶっとんだ発想、妄想を行うことが出来、伊藤潤二が、その狂った妄想を短編ホラーとして読者にわかりやすく構成して提示するのに対し、サガノヘルマーは自分のヤバい妄想を少年マンガ的バトルマンガとしてまとめあげることに長けていました。 どれだけヤバくて異常な妄想でも、骨格となるストーリーはオーソドックスでわかりやすいバトルアクション。 そのため「読み辛い」、「わかりにくい」なんて事はなく、異常妄想にどっぷりつかりながらもグイグイ読み進められる作品でした。 主人公カオルと戦う敵も狂った連中ばかりで、人間と昆虫を合成しようとする科学者、奇怪な能力で人間の身体を変質させてしまうカルト宗教教祖、ゲームコントローラーと一体化して他人を操る能力を得た少年・・・・・・・・・・ とにかく敵もヒーローも狂っている。 異常な身体描写は、いってみれば究極の変態趣味、異常なフェチズムである。 かぎりなく気持ち悪くグロテスクだが、どこかおかしい。 言ってみれば、ものすごい変態の中学生が頭に思いついたエロ妄想と、ヒーローバトル漫画の融合とでも言ったらよいだろうか? なかなかここまで変態で電波妄想にまみれた漫画はないが、なんだかクセになりそうな・・・・・・・と、いうかクセになって、この怪作マンガを夢中になって読みふけっておりました。 普通のヒーローマンガじゃ満足できない、読者におすすめ。 10年前のコギャル文化的表現がやや時代を感じさせるものの、今読んでも充分面白く刺激に満ちてます。 読んでると脳がガタガタゆわされてるみたいな気持ちになる「ブラックブレイン」 変な漫画がお好きな方はぜひ読んでみてください。
by pulog
| 2004-07-16 23:38
| マンガ・アニメ
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