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2004年 07月 26日
以前アップした「シューゲイザー名盤」を書くときに絶対にはずせないと思っていたのだが、ライフログに見つからない(アマゾンに置いてない)、あるいは画像が表示されないために断念したバンドがある。
今回紹介するチャプターハウスをはじめ、スローダイブ、ラッシュ、メディシンなどである。 これらシューゲイザーの名盤、名バンドはこれからも紹介したいと思っていますが、今回このチャプターハウスの記事を書くためネットで情報を検索していたら想像以上にシューゲイザーについて書かれた記事が存在していることに驚いた。 マニアックでマイナーなジャンルだと思っていたが、やはり根強いファンは存在している。 しかし彼らネット上のシューゲ・ファンが一様に口にするのが、正当な評価が下されないままに時代と共に消えていったこのジャンルの不遇について。 このチャプターハウスも当時(90年代初頭)にシューゲイザーファンの間で話題になったきり、ほとんど黙殺されてしまったのがあまりに惜しい。 俺がこのチャプターハウスをはじめて聞いたのは東京、渋谷の大型輸入CD店HMVの試聴ブースでだった。 白いふわふわの猫がまんまるく丸まったかわいいジャケットに惹かれて、名前も聞いたことの無いこのバンドのアルバム「ワールプール」の1曲目、「ブリーザー」を聴いてあまりの衝撃に吹き飛ばされ、店の壁を突き破り、そのまま外の通りまで放り出されてしまった! と、いうぐらいにすごい曲だった。 何気に聞いたCDが俺の大好きなシューゲイザー、それもかつてきいたほどのないほどの極上シューゲだったことに俺は運命の導きを感じ、ソッコーでCDをレジに持っていき買った。 このチャプターハウスのファーストアルバム「ワールプール」は、まさに極上の浮遊感と、耽美的快感に満ちた大傑作アルバムである。 まるで夢に中でふわふわと漂っているかのような美しく色彩豊かなサイケデリック感覚と、全身に鳥肌が立つほどにかっこいい轟音ソニックノイズギターの融合。 以前書いたペイルセインツが、おもいきり愛想良くなったような感じの、至福の微笑みに満ちたシューゲイザーとでもいったら良いだろうか? 「ブリーザー」、「パール」、「トレジャー」、「フォーリング・ダウン」といったシューゲイザー・ファンにとっては普及の名曲が、これでもかとばかりに連続して繰り出されるアルバムまるごと捨て曲無しの超名盤である。 アルバム1枚聞き終えたころには、リスナーはすっかり天国にまで行ってしまう。 なんの情報もなしに偶然これだけの素晴らしきシューゲ・アルバムにめぐり合ってしまったあの時の俺にはシューゲイザーの神がついていたのにちがいない。 文句無しのおすすめで、ぜひ聞いて欲しいアルバムなのにも関わらず、こんな名盤が現在は廃盤という事実に愕然。 くだらない音楽が幅を利かせて、これほどの素晴らしいアルバムが姿を消してしまう、こんな世の中絶対に間違っている。 それでもシューゲイザーファンの間では高い評価を受けるチャプターハウス。 これだけの名盤を作ったのだから当然なのであるが、それだけに次回作にかかる期待は大きすぎた。 セカンドアルバム「ブラッドミュージック」はそんなプレッシャーに押しつぶされてしまったかのような出来。 ファーストのようなまるで宝石のようなキラメキが見られず、シューゲ・ファンからも黙殺され、やがてチャプターハウスは音楽シーンから自然消滅してしまう。 ただ、あのたった一つの宝石のようなまばゆく美しいファーストアルバムの伝説だけが残った。 俺もこの「ブラッド・ミュージック」というアルバムに対しては、大きな期待を寄せていただけに実際に聞いてみた感想は、正直期待を上回るものではなく、やや落胆してしまった。 その後、このアルバムはプレイヤーに乗せられることも無くCDラックの中で埃をかぶるままだったのだが、ある日、ふと気まぐれでこのCDを何年かぶりで聞いてみたところ、それほど悪いアルバムでは決して無いことに気づいた。 たしかに、あの素晴らしすぎるファーストにはどうしたってかなわない。 しかしファーストとの比較を抜きにして聞くと、シューゲイザー的な要素と、当時全盛だったハウス・ミュージックを無理なく融合した未来的なサウンドが見事な出来栄えである。 ある意味、早すぎた音だったのかもしれない。 事実、現在における、ギターと電子音の融合というスタイルをいちはやく実践していたアルバムだといえる。 そうしたことを考えると、チャプターハウスというバンドを、シューゲイザー・ファンさえもが味方してやらなかったことになんだか申し訳ない気持ちになってしまう。 もっと評価してやってもよかったし、そうでなくてもまったく黙殺してしまうようなことはするべきじゃなかったんじゃないか? チャプターは間違いなく優れたバンドであり、未来のあるバンドであったはずだ。 今一度、この早すぎた佳作「ブラッドミュージック」を再評価するべきだと俺は思うのだが、これもやっぱり今は廃盤だ。 なんてこったい。 チャプターハウスは不憫なバンドだったなあ、と思うが、しかしそれでもシューゲイザーの歴史にはいつまでも残りつづけるだろう。 関係ないがチャプターハウスはシューゲイザー界において、飛びぬけてイケメン集団だった。 ライドの美少年的イケメンとは違い、もうすこし大人の美形集団であり、写真を見たとき、彼らの奏でる音楽そのものの耽美的美しさにびっくりしたのだが、せめて美形、イケメン大好きな女性ファンの間で人気がブレイクしてくれなかったものかと、いまさらながら思う。 なぜ、当時の美形大好きロック少女がチャプターハウスに食いついてくれなかったんだ! 女性ファンが大勢ついたらバンドとしての寿命ももっと延命出来たんじゃないか?って思う。 チャプターはおそらく真面目すぎたんだな。 自らのルックスに頼ることなくあくまで音楽で勝負しようとしていたのだ。 そしてその勝負に負けたわけじゃないのだが、結果的に音楽シーンから消えた。 なんだかチャプターに関しては、彼らの不運は自分らシューゲ・ファンの責任ではないかと、なんだか申し訳なく感じてしまう。 はてなダイアリー・LaFollieD'Julien,チャプターハウス・レビュー シューゲイザー・アーカイブ、チャプター・ハウス
by pulog
| 2004-07-26 20:34
| 音楽
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