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2004年 07月 05日
Aphex Twin / On (Mu-ziq remix)
トラックバックしたシングルはエイフェックス・ツインの名曲「on」をエイフェックスの1番弟子といわれるMu-ziqがリミックスしたシングル。 原曲の「on」は大好きな曲だし、リミックスしたミュージックも好きなアーティストなので、これ聴いてみたいなあ。 以前エイフェックス・ツインの「アンビエント・ワークス」が好きだと書いたけど、彼の初期シングルをまとめたコンピレーション・アルバム「クラシックス」も好き。 と、いうかこの「クラシックス」1曲目の「デジェリドウ」という曲が、非常に好きである。 ここで「非常に好きである」という言い方をしたが「非常に良い」という言い方は出来ない。 この曲は「良い曲」という表現は当てはまらない、異端の音楽であると思う。 デジェリドウというのはオーストラリアの先住民族アボリジニが使う民族楽器であり、「ぶおおおおおおおおおおおんんんん」 という風洞のような音を出す。 洞窟の中を風が吹き込んで発生するような音。 その風のうなりのような音が終始鳴り響き、それにエイフェックス・ツインの手による電子音・・・・・・・これも音楽というより電子ノイズとでも言うべき音がかぶさり、異様な音空間を作り上げる。 原始的な楽器が鳴らす風音と電子音によるノイズが融合し、カオティックな空間を創出していく。 それはまさに混沌としか表現できないものだ。 リズムはあるがメロディはない。 「デジェリドウ」という曲の中には、法や摂理は存在しないかのようだ。 ただひたすら無軌道な混沌・・・・・・・そして、そこから俺がイメージするのは宇宙の創生である。 まだ宇宙が、宇宙としての法則を作り上げる以前の混沌、星が生まれる以前のエネルギーの拡散・・・・・・・・・。 「デジェリドウ」は全ての始まりをイメージさせる。 いや、何かが始まる以前を思い浮かべてしまう。 あらゆる形有るもの全ての元となる、混沌。 形あるものが生まれる以前の、無形のエネルギーのみの世界。 ビッグバン直後の、エネルギーの拡散。 宇宙の創生以前・・・・・・・。 混沌、カオス。 だから、この曲はまったく音楽になってないとさえ言える。 音楽という、なんらかの規則の元に作られたものとは別のものとして聞こえる。 だから、俺はこれを「好きな曲」とは言えるけど「良い曲」とは言えない。 しかし、このあらゆるものが生まれる以前の無形の混沌の渦の中に包まれるのはひたすら心地よい。 なぜ、自分が混沌、カオスを求めるのかは説明できない。 いろいろ分析したらわかるかも知れないが、それはちょっと大変そうなので今はしないことにする。 ただ、いろんなことがわからなくなったとき、もっとも根源的なものに立ち返ってみたいと思うときがある。 まだ、なにも決まってない、何も生まれてない世界。 そんな世界をイメージすることによって、俺はとても落ち着くときがある。 そんなときはいつもこの「デジェリドウ」を聞く。 すると世界は消え、宇宙は消え、 ただ、ひたすら混沌のみが広がっていくのだ。
by pulog
| 2004-07-05 21:27
| 音楽
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