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2004年 07月 02日
RIDE
90年代初頭、UKロックシーンを斡旋したシューゲイザーというジャンルの轟音ギターノイズバンドが大好きだった。 と、いうか今も現在進行形で好きだ。 過去の音楽として語られているようだが、俺は今でもしつこくこの手のジャンルの音楽を探して聴きつづけているし、数は少ないものの、今でもシューゲイザーバンドとして活動しつづけているバンドもいる。 轟音ノイズギターといっても、グランジやメタルとは正反対の、浮遊感漂う音楽だ。 ギターが歪んだノイズと化し、激しく鳴り響いているにもかかわらず、まるで夢の中に誘い込まれるかのように幻想的、メランコリックなサウンドであるのが不思議である。 いわゆる80年代のニューウェーブの2大ジャンルであるネオ・アコースティックとネオ・サイケが融合したような音楽だ。 シューゲイザーの元祖はジーザス&メリーチェーン。 彼らがかき鳴らすフィードバックノイズギターは、それまで誰も鳴らさなかったまったく革新的な音だった。 しかしこのジーザス&メリーチェーン、通称ジザメリはファーストアルバム「サイコキャンディ」でこそ激しいノイズにメランコリーなメロディーを乗せるという方法論を実践していたものの、セカンドアルバム「ダークランド」からは彼らの一番の個性であったフィードバックノイズギターを自ら捨て、ごく普通のロックバンドと化してしまったのが惜しまれる。 そんなジザメリ無き後を担う、これぞシューゲイザーバンドの決定版とも言うべき、まさにノイズギターの神ともいうべきマイ・ブラディ・バレンタインが登場する。 いうなれば幾多のシューゲイザーバンドはみな、このマイブラディ・バレンタイン、通称マイブラのフォロワーなのである。 彼らのアルバム「ラブレス」は、もはや人間の創作する作品の限界をぶっちぎった神の所業のような、異世界的ノイズサイケデリアの洪水で、10年以上たった今も、このアルバムを越える作品は作られていない。 マイブラ本人も、この「ラブレス」以降、ずっとアルバムを作れないままでいる。 あまりにも偉大な存在であるマイ・ブラディ・バレンタインについてはとても語りきれないので、今回は多くのマイブラフォロワーの中でも高い人気を誇ったライドを紹介する。 マイブラが神がかったイメージを持つバンドであるのに対し、このライドは「少年」のイメージを想起させる、爽やかなノイズギターバンドだ。 激しくノイズがかき鳴らされているにもかかわらず、夢見ごこちでメランコリックな曲は 「豪快でナイーブな少年」という矛盾したイメージが思い浮かぶ。 事実、ライドのメンバー、マーク・ガードナーとアンディ・ベルの2人はアイドル並みの美少年でもあった。 ファーストシングル「チェルシーガール」の初々しい疾走感。 セカンドシングル「ライク・ア・デイドリーム」の白昼夢のような美しさとラワフルなサウンドの融合。 ちなみに、この1st,2ndシングル、ジャケット1面に花が写っていて、その花の色からそれぞれ赤ライド、黄ライドと呼ばれている。 画像で紹介している「スマイル」は、この赤ライド、黄ライドをそれぞれカップリングしたコンピレーションアルバム。 これ1枚で1st,2ndシングル収録曲を全て聴けるお得盤だ。 そして、俺が最初に聞いたライドの曲は赤、黄に続いて発表されたサードシングル、通称「ペンギンライド」だ。 花のジャケットが続いた後、氷の上に立つペンギンの群れを撮影したジャケットのこのシングル曲「ドリーム・バーン・ダウン」は、まさに少年期の夢が燃えさかるかのような、ドリーミーかつアグレッシブな曲。 どこまでも広がる少年の空想力を思わせる雄大なメロディが、突如、怪獣の咆哮のような轟音ギターノイズで引き裂かれる! あまりに美しく、あまりにスリリングな曲だ。 この曲を聴いて感動し、それ以前の音を聞くため「スマイル」を買い、さらにファーストアルバム「ノーホェア」(波ライド)、4枚目のシングル「トウディ・フォーエバー」(鮫ライド)と買い、深みにハマっていく。 そして数年後セカンドアルバム「ゴーイング・ブランク・アゲイン」を聴くが、これはそれまでに見られた轟音ノイズギターが消え、やや困惑してしまった。 とはいえ、楽曲が良く、好きなアルバムである。 ライドが素晴らしかったのはここまで。 サードアルバム「カーニバル・オブ・ライト」はパワフルさ、メランコリズムが消え、なんというかまったくオーラの感じられない凡作だった。 それ以後のライドは聞いていないが、アルバムを数枚出した後、解散し、メンバーの一人、アンディ・ベルはハリケーン#1というバンドを結成、しばらく活動した後、これも解散させ、今はあのオアシスのメンバーとなっている。 ライドのフロントマンであり、特に人気の有ったマーク・ガードナーは現在はアニマルハウスというバンドを結成し活動中らしいが、俺は聞いたことはない。 なんとなく俺の中でライドは終わってしまったので、新しいバンドを結成しても聞く気になれないのだ。 ともかく初期のライドは素晴らしい。 機会があったら聴いて欲しいバンドだ。 他、シューゲイザーには素晴らしいバンドがたくさんある。 ペイルセインツ、チャプターハウス、ラッシュ、ムース、ブー・ラドリーズ・・・・・。 1度に紹介できないので、おいおいブログに、これらのバンドのことを書いていきたいと思う。 そうそう、日本のバンドでも素晴らしいシューゲイザーバンドがありますよ。 スーパーカーです。 好きな人も多いと思いますが、俺も彼らは大好きで特にファーストアルバム「スリーアウトチェンジ」、サードアルバム「フューチャラマ」はシューゲイザー色が強く、大傑作アルバムです
by pulog
| 2004-07-02 20:56
| 音楽
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