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2004年 12月 07日
シューゲイザーの新星として90年代初期に音楽シーンを斡旋したライド。 彼らの3枚目のシングルとなるこの「FALL」は俗にペンギンライドの名でファンの間で親しまれているが、自分にとっても思い出深い1枚である。 自分は90年代初期、わずかな間だが東京に住んでいて、その時、雑誌等で今ライドなるバンドが話題になっていることを知り、どうしてもこのバンドの音が聞きたくなり、シングルを買いに出かけた。 向かったのは渋谷で、俺は渋谷に行くのは初めてで、相当にドキドキしながら出かけたものだった。 実際に渋谷に到着してあまりの人の多さにびっくりした。 人ごみにもまれ、思うように前に進めない。こんな経験は田舎から出てきたばかりの俺には初めてだった。 ようやく目的地である渋谷HMVに到着。 薄暗い照明の中、地方では考えられないほどの充実した品揃えに圧倒されながら、目当てのライドのシングルを見つける。 今、話題になっているバンドだけあって店でもプッシュしていてわりとすんなりと見付ける事が出来た。 ロッキン・オンなどの雑誌では赤ライド、黄ライドの名でジャケット1面に花の写真が写っているシングルを絶賛していたが、俺の手にしたのは吹雪の中にたたずむペンギンたちのジャケット。 まだ雑誌でも紹介されていない新譜だった。 このジャケットは一目見て気に入ってしまい、収録されている音楽もきっと気に入るに違いないと確信して買って帰った。 帰りの電車の中でも、このペンギンのジャケットのシングルに収録されている音楽への期待に胸を高鳴らせていた。 そして自分の部屋に帰りつき、プレイヤーにセットして再生し、流れてきた音は、想像を超えて素晴らしいものだった。 フェルトの「プリミティブペインターズ」を思わせる静謐なギター、ナイーブで夢心地の少年ボーカル、そして雄大な風景をイメージさせるスケールの大きなサウンド、うっとりと聞きほれていると、突然の轟音ノイズギターが静寂を打ち破り激しくかき鳴らされる。 まるでそれは静かな海から突然現れた怪獣ゴジラの咆哮のように思えた。 その感動的大名曲は、今でも聞き継がれているシューゲイザー屈指の名作「ドリーム・バーン・ダウン」だった。 これほどまでに素晴らしい曲を聴くことができるなんて、やっぱり東京はすごいなあ、なんてことを思ってしまった。 このシングルには他3曲が収められていたが、うち2曲「テイスト」、「ヒア・アンド・ナウ」も文句無しの名曲だった。 かれこれ10年以上もこのシングルCDを聞きつづけているがいまだに飽きることが無い。 色あせぬ思い出として、いつまでも俺に感動をあたえてくれるのだ。 また、こういう素晴らしい音楽との出会いをしてみたいと思っているが、最近はなかなかここまで音楽に対して感動できないのは歳のせいなのだろうか? ペンギンライドは現在では入手できなくなっていると思うが、おそらく現在でも容易に入手可能なライドのファーストアルバム「ノーホエア」(通称、波ライド)にはペンギンライド収録の4曲全てが収められているので、興味を持った方はそこから聞かれるとよいかと思う。 それにしても初期ライドのようなシングル1枚1枚の発売を心待ちに出きるような新人バンドが再び現れて欲しいものだな、と思う。
by pulog
| 2004-12-07 23:23
| 音楽
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